不況の波が与えた影響

世間が不況だ不況だといいはじめて、結構長い年数が経ちました。近年では、その不況がゆるやかに回復しているようです。あちこちに影響を与えているその不況ですが、年々高くなりつつある女性の大学進学率も、その不況に影響を与えているのではないでしょうか。その関連性について、少し考えてみます。
一時期は、就職氷河期などといわれている時代もあったほど、状況は深刻でした。就職氷河期には、男性でも大卒の就職内定率が大幅に下がっていたようです。女性に関しては、目も当てられないくらい大卒の就職内定率が下がっていたのではないでしょうか。どの職業へ就くにしても、まだ学歴が真っ先に見られていた時代です。そのため、その経験をした先輩方から「女性でも大学は出ておくべきだ」という風に助言され、それが現在に至っているのではないかと思います。今でこそ、多少なりとも景気は回復して、企業側も再度新卒の採用に目を向けるようになりました。それでもやはり、就職のための武器は多い方がいいに決まっています。そうなれば、それに伴い当然進学率も上がってくるといえるのです。
人によっては、大学進学よりも、手に職を付けるために専門学校へ進学した方がいいケースもあります。しかし、同じ職業でも大学卒業と専門学校卒業では、初任給の差やその後の昇給の幅に差が出る場合が多いです。そのようなことから、その辺りも考慮した上での大学進学ということなのでしょう。

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